同じものを着ていても立ち振る舞いで差がつく

毎日職場に何を着て行くかで悩んでいる女性にとっては、指定の制服があると気楽に感じるかもしれません。しかし、制服をちゃんと着ていても、立ち振る舞いが雑だとイメージダウンしてしまいます。また、逆に立ち振る舞いが美しいと、全体の印象がグンとアップします。立ち振る舞いは無意識にすることが多いからこそ、同じものをみんなが着ていると一人ひとりの本性が表れてしまいます。

そこで、立ち振る舞いについて考えてみましょう。美しい立ち振舞いをするときに重要になるのが、身体の先端部分の動きです。ここに気を遣うだけでも、仕草が随分と柔らかくなります。具体的には、特によく見られているのが手の動きです。手の動きひとつで相手に与える印象は変わりますから、手のしぐさには気を配りましょう。たとえば、紙袋を誰かに渡すときには、片手で取っ手を持ち、もう片方の手を紙袋の底に添えるようにします。両手で物を持つことによって、大切に扱っているという印象を与えることができるでしょう。

それから、歩き方も大切なポイントになります。歩いているときの姿勢というのは、意外と人に見られています。背筋を伸ばし、踏み出した脚はかかとから着地するようにして、目線をまっすぐ前にして歩きましょう。美しい歩き方は、さわやかさと快活さを演出してくれます。このような動作は、簡単にはマスターできないかもしれませんが、意識して行っていれば自然と身につくはずです。